こないだ、お風呂屋さんに行った。
いろんなコラボをよくやってるお風呂屋さん。
今回、進撃の巨人コラボで、行くと決まったときから私は兵長狙いだった。
兵長じゃないならアルミンと思ってた。


お風呂屋さん着いたらもう入り口から物販。
危うくエコバッグとかタオルとか買いそうになった(踏みとどまった)。


入場のところで700円多く払ってもらっての手ぬぐい付コース。
『リヴァイ兵長、兵長… 緑色…』と透けない袋に入ってる手ぬぐいの束から選ばせてもらって、開けたら黄色。
「アルミンーーー…(_ _;)」
となっている横で
「善逸! 善逸!」と騒ぐ娘。










…それから数週間。
私は進撃の巨人(アニメ)は最初の頃から偶然なにかでやってるタイミングのときは観る感じで観てたから、話が飛び飛びで、話の内容はいまいち理解しきれてなかった。
けど、ファイナルシーズンになって、オープニング曲の中毒性から毎週観るようになって、だんだん本気ではまり始めて、シーズン1から順番にきっちり見返してみた。


やばすぎた。


伏線の回収すげえ。




私が進撃の巨人に出会ったのは広島のつけ麺屋さんで「そういえばこれすごいよ」とコロコロが、お店に置いてあった単行本を読みながら見せてくれたとき。


謎の敵と血なまぐさく戦って、とにかく人が死にまくるとか、仲間が生きたまま巨人に食われるとか、残酷なシーンばっかで『あー。謎と、残酷な絵と話の流れで、衝撃を受けさせようとする、熱い若さ溢るる新人漫画家の漫画』とか、わかったようなことを思ってた。
「あーねー、若い漫画家の漫画って感じだよね」って、敏腕の編集の人ヅラで言ったのを覚えてる。




ごめんなさい。


なんにもわかってなかった。




今、タイミングが私のリアル人生と重なって、なんにもわかってなかった。
「あーねー」じゃねえよ。


何回繰り返すのかな。
私はやっぱり本当に馬鹿で、わかったツラしてた。


コロナ禍で全部ひっくり返ったと思ってたのも、私が馬鹿だったから。
馬鹿の自覚が足りてなかった。


本当に本当に、私は自分のことだけだったとよくわかった。
私は薄情で、ペラペラに薄い人間だった。
間違ってた。
表面も見えてなかったし、まだ表面も見切ってないと思った。
もうわからない。
こんなこと思ってる、この今の気持ちも結局は違うのかもしれない。


とにかく、私に今できることを一生懸命やるしか、どうにも出来ない。




今思ってるこの「間違ってた自分」って気持ちも、きっとまた忘れてわからなくなる。
馬鹿だ。
見切った顔で自分を卑下して開き直ってるだけだった。
どこからあぐらかいてたんだろ。
また。


頭良くなりたい。
今更だけど。
本当に私は馬鹿だから、きちんとよく見て、よく考えて生きよう。


やれることをやる。


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